ディズニーは障害者でも楽しめる?DASについて詳しく解説とディズニーランドの障害者対応レポート!


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こんばんは、KAZUです。

実は私、結構なディズニーファンで、昔はかなりの頻度でパークを訪れていました。

しかし足に障害を負ってからは足が遠のき、気付いたら早5年・・・

足に障害があっても、ディズニーで楽しみたい!息子がランドの全てのアトラクションに乗れる身長をクリアしたのをきっかけに、一念発起、ランドへ行ってきました!

今回はディズニーランドでの障害者対応についてレポートします。結果から言えばディズニーの接遇レベルはやはり神でした。

ディズニーパークに障害者割引はない

多くのテーマパークや施設で行われている「障害者割引」という制度があります。

代表的なもので言えば、私の場合は自分で運転している場合に限り高速道路に半額で乗れます。(一部例外あり)

他にも多くの映画館や水族館などが3割引から半額で入場できます。

「なんで障害者ってだけで得ができるの?」と思う方も多いでしょう。実際に私もそう思いました。

割引を実施する本当の理由は施設によって違うでしょうが、プラス的な話では「障害のある人が家に篭らずに外に出る手助けをしてくれている」と聞いたことがあります。社会福祉の精神ですね。

また、マイナス的な話では、「健常者に比べて障害者はその施設を楽しめる割合が低いからその分割り引かれている」と言うのも聞いたことがあります。う〜ん・・・そういう見方もあるっちゃあるか・・・

ディズニーに割引制度がない理由

ディズニーランドに割引がない理由は色々あるようですが、その内の1つが「障害者でも健常者と変わりなく楽しめるようにしている」ということらしいです。

障害者だからってマイナス的な理由がないからこその通常価格ということですね。さすがディズニー!

また、障害者だからと言って健常者とは差別も区別もしないよ!という意思の表れでしょうかね?何かと色眼鏡で見られがちな障害者ですから、そういうものに敏感な人も結構おります。

それでは本当に障害者でも不安なく楽しめるのでしょうか?

DASという仕組み

ディズニーランドで辛いことって何を想像しますか?

ほとんどの人が「アトラクションに乗るために長時間並ぶこと」と答えるのではないでしょうか。

健常者でも辛いと感じるこの並び時間。足に障害のある私にとってはさらに辛いものになるでしょう。実際に私の足が遠のいていた理由もほぼこれでした。

しかしこの不安を解消する「DAS(ディスアビリティアクセスサービス)」というものがあります。

「ダス」と呼ばれている制度で、簡単にいうと長時間立って並ぶのが難しい障害者とその同伴者は、列とは別のところで待ち時間を過ごしても良い制度です。

つまり、ビッグサンダーマウンテンが1時間待ちの状態で申し込んだ場合、近くのベンチで1時間過ごせばすぐに乗れるということですね。実際には待ち時間の後にファーストパスの乗り口から案内されることが多かったので「すぐに」という訳ではありませんが、ファーストパスの通路を歩いて抜けるのも辛い人は従業員通路でショートカットをして列の先頭までワープもできるようです。(私も足の疲労がピークに達した夕方に1度この方法を使いましたが、なんかズルしているように周りに見られてそうで恥ずかしかったです・・・)

「障害者だから待たなくていい制度」ではなく、「他のところで待ち時間を過ごしていい制度」ですので勘違いしないように。

DASの利用方法

まずは登録しよう

DASを利用するには、最初に「登録」が必要です。これは非常に簡単で、入場ゲートを抜けたところか各アトラクションの前にいるDAS用の端末を持っているキャストに話しかければやってくれます。

DAS用の端末は、ヤマト運輸の人が荷物をピッピする端末に似たもので、ストラップで肩からかけています。見当たらない場合には普通のキャストに聞けばすぐに呼んでくれます。

無事DASの担当キャストに会えたら、まずはアンケートに答えます。障害の内容などについてで、手帳があるなら提示しましょう。

次に、端末で写真を撮ります。これは各アトラクションでDASを利用する際の本人確認のためでしょうね。

DASの登録はパスポートに紐づけられるのですが、写真がなければパスポートを交換すれば誰でも使えてしまいますからね。

ディズニーと言えば「ゲストを疑わない」というイメージでしたが、やはり悪用する輩が多いのでしょうね・・・仕方ない措置かと思います。

利用は各アトラクションで

無事登録が済んだら、乗りたい(並びたい)アトラクションまで行き、同じようにDAS担当のキャストに「DASを利用したい」と伝えましょう。FPのようにスマホアプリか

その時の待ち時間によって「〇〇時〇〇分」と書かれたチケットを貰えます。あとはその時間まで辛くない場所で待ちましょう。

1つ注意しないといけないのは、あまりにも遅れると無効になってしまうこと。予約の時間は厳守です。

ファーストパスと併用できる

こう書くとDASはFPと同じように見えますね。ですが待ち時間を好きに利用できるFPとは違い、DASはあくまで並んでいる時間ですから、当然FPと併用できます。

そして当然、DASを同時に複数のアトラクションで利用することはできません。いっぺんにいくつものアトラクションに並べる人なんていませんからね。

介助者(同伴者)も同時に利用できる

DASを利用できるのは障害者本人と同伴者として登録した人です。私の場合は妻と子供も同時に登録しました。

おまけ!!

ワールドバザールにクリスマスツリーが復活!このサイズのツリーはなかなか見れないので圧巻でした。っていうか、そもそもツリーが廃止されていたのすら知らなかった・・・

イッツアスモールワールドにアナ雪勢が!これも今更なのか?わからないですが最後に行ったのがアナ雪公開前なので斬新でした。

来春オープン予定の美女と野獣ゾーンも着々と工事が進んでいるようですね。好きなディズニー映画トップ5に入る名作なので、完成が楽しみです。

ちなみにアイキャッチはシンデレラ城がよかったのですが、工事のため足場がかかっており、とても残念な景観だったためパスしました・・・

 

最後に

このDASのおかげで、障害者である私も健常者と同じようにディズニーを満喫できました。

ディズニーの接遇は国内最高レベルで知られており、各企業が研修にくる程です。

今回そんな最高レベルの接遇を体感したエピソードがあったので最後に紹介させて下さい。

私の障害は左下肢の障害で、靴に工夫をしていますが外からは見えないので、一見すると少し歩き方に違和感があるなという程度です。ロフストランドクラッチ杖を持っていますが、アトラクションに乗るのに支障がでるためこの時は持ち込んでいませんでした。

ビッグサンダーマウンテンを利用した時のことです。先にも書きましたが、DASを利用してアトラクションに乗る際にはFP用の通路を使います。最初さえ通過してしまえばあとはFP利用者との区別はつきません。

通路を中程まで進んだ時に、1人の男性キャストの方に話しかけられました。「非常時の対応についてキャストは説明しましたか」と。

DASを利用する際、アトラクションごとに非常時の対応について確認されます。万が一アトラクションが止まってしまった場合、このアトラクションは〇〇センチの段差を超える必要があります、とか、〇〇メートル歩いて避難します、とか。

この説明を受けたか確認をされました。当然入り口でその説明は受けていたのですが、「よく障害者って気づいたな」と思って聞いてみたところ、「お客様は、少し足をひきづっておられたので・・・」と答えられました。

繰り返しですが私の障害は側から見れば歩き方に少し違和感がある程度です。

障害者でも変わりなくディズニーを楽しめる理由は、DASという制度以上にこういった「キャストの気配りレベルの高さ」なのだと思い感動しました。

 


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4 件のコメント

  • 初めましてこんにちは。私はディズニーで働く、アトラクション担当のキャストの者です。この度はTDRにご来園頂き、誠に有難うございました。ブログを拝見させて頂きました。ディスアビリティアクセスサービス(略:DAS若しくはダス)は、通常の乗り物の列にお並びいた額事ができない、障害のある方で、尚且つ障碍者手帳若しくは、障害福祉受給者証をお持ちの方限定の制度です。従ってDASの登録には、「障碍者手帳若しくは障害福祉受給者証の提示」と、不正利用の防止やご本人様確認の為に、その場で係員による、「顔写真撮影が必要}です。従って、上記の手帳がおありでも、登録時にご提示頂けない方や・お忘れになった方・また上記の手帳をお持ちではない、ご妊婦様やご高齢の方、一時的なご病気やお怪我の方は、残念ながらDASの登録の対象にはなりませんので、くれぐれもご注意くださいね。それではまたの、皆様のTDRへのお越しを、キャスト一同、お待ちしております。

    • コメントありがとうございます。
      先日はとてもパークでとても楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。また、ブログに捕捉いただきありがとうございます。
      障害を負って以来足が遠のいていましたが、健常者の頃と変わらぬ満足度でした。
      是非また伺わせていただきます。

      • こちらこそコメント有難うございます。アトラクション担当のキャストとして。現在あるDAS+、TDRにも他のレジャー施設と同じで、今年(2020)年の4月1日より、開園初のパークに入るのに必要な、「パスポートの障碍者割引を、新しく導入させて頂く」事となりました。もう既にその事、公式HPで発表させて頂いておりますし、先日テレビ等でも、そのことを紹介させて頂きました。その割引導入の理由は、今までは障碍者手帳をお持ちの方には、パスポートの割引等の、金銭面でのサポートは一切行っておらず、ぞれ以外の場面で、しっかりとサポートをしていたつもりだったんですね。しかしそれだけでは対象者の方達に、十分なサポートは行き渡らずに、障害の程度や施設の特徴によって、各施設には安全上の理由により、利用基準が設定されている為に、所外があることによって、楽しみ方や利用できる施設が制限されてしまう。それで尚且つ障碍者が、入場料だけしっかりと、一般の方たちと同じ料金を支払わなければいけないのは、本来ディズニーさんがお考えになっている、全ての方への平等とは、全然合っていない(いわゆるズルいし、不公平だ)じゃないか、っというご意見を、対象者の方や、福祉関係者の方達から、多数寄せられたからです。
        勿論割引の対象の手帳は、DASと同様の手帳です。勿論割引導入後も、現在あるDASは、変更や改名など一切なしで、継続をする予定ですので、また是非皆さんで、TDRへ遊びにいらして下さいね。お待ちしております。

  • 初めまして。ブログを読まさせて頂きました。私もTDRで、アトラクション担当のキャストをしています。TDRも現在あるDASに加えて、今年の4月1日より開園初の、パークに入るのに必要な、「パスポートの障碍者割引を導入させて頂くこと」となりました。その理由は、今までは障碍者手帳をお持ちの方には、パスポートの割引等の、金銭面でのサポートは一切行っておらず、それ以外の面で、しっかりとサポートをしてきたつもりだったんですね。しかしながら障害の程度や、アトラクションなどの特性によっては、各アトラクションには安全上の理由により、利用基準が設定されている為に、障害があることによって、利用できるアトラクションや、楽しみ方が制限されてしまう。それで尚且つ、障碍者が入場料だけしっかりと、一般の方達と、同じ金額を支払わなければいけないのは、ズルいし不平等じゃないか(怒)、というご意見を、対象者の方や福祉関係者の方たちから、多数頂いたからです。
    勿論割引の対象となる手帳は、現在のDAS同様です。勿論割引導入後も、現在あるDASは、変更や改名など一切なしで、継続をする予定ですので、また是非、皆さんでTDRに、遊びにいらして下さいね。お待ちしております。

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