GLAYの歌詞に込められたTAKUROの名言


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こんばんは、KAZUです。

皆さんにはいつまでも心に刺さって離れない、そんな歌詞ってありませんか?

私にはあります。むしろたくさんあり過ぎて心がサボテンみたいになってます。

今回はそんな「歌詞」のことについて書いていきます。

歌詞の重要性

曲というのは「メロディ」と「アレンジ」、そして「歌詞」から成り立っています。

すでに世の中に出ている曲は何万、何十万曲とある中で、似たような曲が多く感じるのは仕方ないことだと思います。特にメロディなどに関しては流行りが影響する部分も多いでしょう。

そんな中で、これまでの曲と一線を画す「歌詞」を生み出せるのは凄い才能だと思います。そして歌詞については流行りなど関係なく、心に響いたフレーズはずっと刺さったままになるものです。

そんな「名ライティング」を世に放ち続けているのがGLAYのTAKUROさんだと私は思っています。

TAKUROさんは日本を代表するBANDであるGLAYのほとんどの作詞作曲を手がけているのはよく知られていることでしょう。

そんなTAKUROさんの名フレーズの、ほんの一部分ですが紹介します。

あの子が産まれた時の重さをまだ覚えてる?

ALBUM「GLAY」より「Precious」の一節

最初に紹介するこの曲は、言うなればGLAY版の「ROAD(虎舞竜)」です。

実はこの曲、癌で奥様を亡くされた方の実話を元にした曲なんです。「天国の薫」という本も出ています。

全体的に胸にくる曲で、このフレーズ以外にも山ほど名フレーズがあるのですが、その中でもこの表現は子持ちにはグッと来過ぎる・・・

我が子が産まれた時の重さ。これは命の重さそのものとそれに対する自分の責任の重さ両方にかかっている言葉だと思いますが、決して忘れてはいけないものですね。

涙なしには聴けない曲です。

明日ばかり気にして今日を生きようとしないのだろう

ALBUM「MUSIC LIFE」より「祭のあと」の一節

自分の子供時代を振り返って、自分の子供に重ねるような曲です。過去を悔いているようで、その実自分が生きてきたように生きていって欲しいとも読み取れる不思議な歌詞ですね。

自分も明日のことはいつも気にかけていますが、明日っていうのは今日を乗り越えてこそ来るものなんですよね。そうして子供は大人になっていくんです。

大事なことを思い出させてくれる、優しい一曲です。

同じ空を見上げては明日を生き抜く糧を得る

ミニALBUM「G4」より「LAYLA」の一節

「なんか上手く行かないなぁ」って時、誰にでもありますよね?私にもあります。

GLAYは一時、所謂「表舞台」から姿を消しました。かつてはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだったGLAYも、盛者必衰よろしくその勢いを落とします。

事務所の独立問題が絡んでいたのですが、それはあまり知られてませんね。そのゴタゴタでよく言う「干された」状態になり目立った活動がなくなった訳です。

そんな問題を乗り越えたGLAYが世に放ったのがこの「LAYLA」で、このLAYLA(レイラ)とは「GLAYら」のことであり、自分たちを指しているとのこと。

「まだ俺はやれるのさ かつてのように起用にはうまく振る舞えないかもしれないけれど」

これもこの曲の一節です。解散、引退の可能性もあった中、それでも待っているファンのためにGLAYを続けていくことを決意したリーダーTAKUROの本音の部分でしょうね。

こう書くと「GLAYファンにしか響かないんじゃない?」と思われそうですが、そうではありません。冒頭にも書いたように、なんとなくうまく行かない、そんな時に少し立ち止まって聞いて欲しい歌詞になっています。

大事なあの人も、今自分が見ている空と同じ空を見上げている。それだけで明日も頑張れる。自分もそう思って明日も頑張ります。

共に生きる家族 恋人よ 僕はうまく愛せているのだろうか

ALBUM「pure soul」より「pure soul」の一節

この曲はGLAY全盛期のアルバムの、しかも表題曲です。シングルカットはされていませんので、一応「隠れた名曲」ですかね(隠れてないかもしれませんが)

成功の裏側で、その代償になったものへの苦悩を書いた曲です。実はこの手の詞、TAKUROさんは結構書いています。

成功者ならではとも思いますが、順調な人生の裏側で色々なものを失うのは誰だって同じはずです。全てを手にできる人なんていないのですから。

そしてこの曲の中で、もっとも自分が共感した、と言うかハッとさせられた歌詞がこの一節。繰り返す日々の中でも、自分はきちんと愛すべき人を愛せているのか。それを自答するのでなく相手に投げかけるような言い回しはちょっと凄いなと。

ちなみにこれは2番の歌詞なんですが、1番でも3番でもここのフレーズには強い思いが込められています。

そしてこの曲のラストでは、その苦悩を超えて(乗り越えてかは別として)前を向いて生きていく決意も感じられます。

先に紹介した「LAYLA」と同じく、少し立ち止まりたくなった時に力をもらえる一曲ですね。

初めて交わし合った言葉を憶えている?

ALBUM「」より「つづれ織り」の一節

ラブソングって、基本的にあまり好きじゃないんですよね。なんかこう、ワンパターンと言うか・・・

それでもこの曲が自分にとってちょっと特別になったのは、このフレーズがあったからです。

あなたはあなたの大切な人との最初の会話を憶えていますか?あなたとその人の関係は、その会話から始まったんです。

私も大切な伴侶がいるのですが、実は憶えているんです「初めて交わし合った言葉」を。

不思議?なことに、その他大勢(笑)の知人友人との最初の会話なんて全く憶えていないのですが、奥様との会話だけは憶えているんですよねぇ。

歌詞ではこう続きます。「今だって大事な宝物なのに」と。

そうか、そりゃ憶えてるよな。だって「大事な宝物」なんだもの。

まとめ!

ほんとはもっと紹介したかったのですが、思ったより文字数がイッちゃってるので今回はこの辺で・・・

ちょっと悲しいのが、車でGLAYを流していると、たまに同乗した知人友人に「まだGLAYとか聴いてんの?」と言われることがあります。解散した訳でもないのにねぇ。

古い曲でも名曲はずっと名曲だし、近年のTAKUROさんはむしろ全盛期よりも鋭い詞を書いていると思います。GLAYを「昔のバンド」などと思わないで、今のGLAYとしてみんな聴いてくれたらいいのに。

売れるか売れないかは、結局のところその時代にマッチしたかどうかでしかないと思います。特に流行り廃りの激しい日本では。

そういうのではなく、皆さんも是非「自分の価値観」で音楽を聴いてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。


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