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こんばんわ、kazuです。

以前から何度か書いてますが、私は今から3年程前に癌を患い失業しました。ってかプロフィールにも書いてあった。

そんな時に助けられた制度に「住宅確保給付金」という制度があるのでご紹介しておこうと思います。

住宅確保給付金とは?

簡単に言うと「住宅(住むとこ)を確保するために給付金出すよー」という制度です。読んだままですね。

県の事業らしいですが全都道府県で実施されており、市町村が窓口になっています。

しかしただの「家賃補助」と言うものではありません。何が違うのか順を追って説明しましょう。

いくら貰えるの?

これが1番気になるところでしょうが、おそらく都道府県によって違うのだと思います。

さらに家族構成によって家賃上限が弾き出され、その家賃を超える場合はもっと安いところに引っ越すことを勧められるそうです。そ、そんな〜・・・

来月の家賃も困っている人のための制度なのに、引っ越せって・・・お役所ってそういう矛盾したことをよく言いますよね。

幸い我が家は支給される範囲内の家賃でした。

家族構成は5人家族で、家賃は5万5000円ほど。そのウチ5万円程度が補助されました!

支給は大家さんに振込で、差額のみ自分が振り込むことになります。そのため事前に大家さんの許可が必要ですが「家賃を払ってくれる」と言うのに拒否する大家さんもいないでしょう。

基本的には「就労支援」の一貫

対象者は「病気や怪我などで失業状態だけど就労を希望しており、家賃の支払いに困っている人」です。

ちょっとややこしいですね。つまり

  1. 病気や怪我で失業をした
  2. 現状ではある程度回復し、仕事を探している
  3. 蓄えが全然なく、家賃の支払いに困っている

この3点が備わっている人が受けられる給付金です。しかし「給付金下さい」でもらえるものではありません。

実はこれ、「就労支援」に組み込まれた社会保障なんです。

「病気で仕事ができなくなった人の再就職を支援する事業」の中の一部であり、体裁としては「家賃未払いで住所がなくなったら再就職は厳しいから」という理由で家賃を補助してくれるのです。う〜ん、回りくどい・・・

よって「住宅確保給付金」をもらうためには「就労支援プラン」を受けなくてはいけません。

就労支援プランとは?

病気や怪我などに関わらず、失業したあとは「失業保険」をもらいますよね?あれに似てます。

  1. 週に1度のハローワーク通い
  2. 月に1度の就職活動(履歴書送付や面接)
  3. それらを専用の用紙にまとめて役所に報告

このプロセスが必須となります。要するに働く気もないのに住宅は確保してやらねーよ?ということですね。

これは最低限の内容であり、実際はその人その人の状況に合ったプランを組んでくれるそうです。

病気や怪我が前提のプランですので、病状に沿った職場を探してくれたりもするらしい。

私はそこまでの支援を受ける前に再就職先が決まったので実際にはどういう流れになるのかはわかりません。

いつまでも貰える訳ではない

この「住宅確保給付金」ですが、就職活動をしていればずっと貰えるというモノではありません。期間が決まっています。

母体となる「就労支援プラン」が3ヵ月サイクルで見直しがあるため、住宅確保給付金も3ヵ月の支払い期間となります。

その3ヵ月で就職できない場合、プランを練り直してさらに3ヵ月、を2回まで更新するそうです。

つまり合計9ヵ月。その期間内に就職頑張りましょうってことです。

ちなみに9ヵ月あれば余程でない限りは再就職できると思います。しかし私もその期間は不安だったため担当者に「9ヵ月で就職できなかったらどうなるの?」と聞いたことがあります。

答えは「次のステージに進みます」(原文ママ)

ちょっと何言ってるかワカラナイ・・・

推測ですが恐らくは「生活保護」のことだと思います。その担当者も「(住宅確保給付金を含む)就労支援は生活保護の1歩手前」と言ってたので間違いはないかと。

病気や怪我を抱え、9ヵ月必死に就職活動しても実らない。最近は色々と言われている「生活保護」ですが、本来はそういう人のためにあるものですからね。

配偶者等は仕事をしててもよい

↑で世帯人数から家賃の上限が決められると書きましたが、他にも「世帯収入の上限」が決められます。

つまりその範囲内であれば配偶者は収入があってもよいと言うことです。

我が家の場合も私は当然失業してましたが妻は普通に働き収入がありました。元々の収入比率が「私2.5:妻1」くらいでしたので生活は非常に苦しくなりましたけど。

5人世帯ということで妻の収入を加味しても支給には問題がなかったため無事給付金を得ることができました。

まとめ!!

病気や怪我で失業、それは誰にも起こり得ることです。

そうなった時でも生活にはお金がかかります。

そういう「もしもの時」のためにも、こういう制度があるということを憶えておいて下さい。行政の方から親切に教えてくれるということはほとんどないそうです。つまり「知らなければ損をする」ということです。

「もしもの時」に役に立つ本命の「医療保険」の話もいずれ書こうと思います。私は保険にもだいぶ助けられました。

病気の時こそお金って大事ですからね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。


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