中古一軒家を買ってリフォームしようとしたら、建て替えることになったお話


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はいどーも、KAZUです。

前回(と言っても昨年になりますが)中古の一戸建てを購入し、今流行りの「フルリノベ」をして住もう!と思い立った私ですが・・・

紆余曲折を経て中古の一戸建てを購入して建て替えることになりました。

今回は「なぜフルリノベから建て替えになったか」について書いていこうと思います。

住宅ローンの選択

住宅ローンを借りるところというと、皆さんはどこを想像するでしょうか?

ほとんどの方が銀行などの金融機関を想像するでしょう。

しかしながら、私は銀行で住宅ローンを組めない理由がありました。

団体信用生命保険とは

銀行で住宅ローンを組む際、必ず条件となるものがあります。それが団体信用生命保険(通称「団信」)というものです。

ざっくりと言ってしまえば、「ローンの途中で債権者が死亡した場合、生命保険で残債をチャラにしてしまう制度」ですね。

この「団信」に加入することが銀行で住宅ローンを組む場合には必須となっています。

しかしこの団信というもの、名前の通り「生命保険」なのです。

経歴の部分を見て頂ければわかりますが、私は癌の病歴があります。それもほんの4年前に。これって大丈夫なのか?

試しに近くの信用金庫で団信の申し込み用紙をもらってきて内容を確認してみると・・・ムムム、怪しい項目がいくつかあるぞ。

まず、「過去3年以内に下記の病気で治療をした方」の項目。下記の病気にしっかりと「悪性新生物(つまり癌)」の項目がありました。

私が癌で手術や入院をしたのは4年前です。しかし現在でも経過観察として半年に1回、検査のために通院をしているのです。

癌とは広く知られるように「再発」や「転移」が起こる病気で、「完治」という判断が非常に難しい病気です。

手術や入院をしたのは4年前・・・でも今でも通院してるってことは治療中になるのかな・・・まずここが引っかかる可能性がありました。

次に「四肢に欠損、もしくは障害がある」という項目。うん、完全に引っかかる。私は癌の手術の後遺症で、「下肢4級」の障害者ですから。

総合的な判断により「団信の加入は難しい」という結論に至りました。



フラット35という選択

「じゃあ病気をした人はもう住宅ローンは組めないの?」って思いますよね?私も思いました。

しかし救済措置はあるのです。それが「住宅金融支援機構」というところが行なっている「フラット35」という住宅ローンです。

この「住宅金融支援機構」とは、幅広い層の人(年齢、雇用形態など)が家を持てるように国がサポートをしている団体なのです。

そしてなんと「フラット35」では団信の加入が義務ではなく任意であり、癌の病歴がある私でも住宅ローンが組めるんです!

フラット35を申し込む

私はそんなフラット35のプランの1つ「中古住宅購入+リフォームプラン」に目をつけました。おぉ、ぴったりじゃないかと。

ちなみにフラット35を申し込む場合、直で「住宅金融支援機構」に申し込むのではなく、機構が指定した窓口銀行、もしくはモーゲージバンクと呼ばれる窓口機関から申し込みをします。

大手メガバンクや地銀の他、楽天銀行などの所謂ネットバンクでも取り扱っています。

私は楽天銀行の口座を持っていたため、楽天銀行に申し込むことにしました。が・・・

なんと楽天銀行では「リフォームプラン」の取り扱いがないとの事。うぅん、イマイチ噛み合わないなぁ。

そこでモーゲージバンク最大手の「ARUHI」に変更しました。

フラット35は中古物件に厳しい

意気揚々とARUHIに電話(脳が行動に直結してる私は思い付いたら即行動します)で相談しました。

「〜〜〜〜〜〜〜〜で、フラット35のリフォームプランを申し込みたいのですが」

ここまでの流れとこちらの希望を伝えたところ

「う〜〜〜ん・・・」と歯切れの悪い対応。その理由が

  • フラット35は、幅広い方が使えるように条件が緩めに設定されている(審査がゆるい訳ではなく条件がゆるいだけです。詳しくはそのうち記事にします)
  • そのため、住宅そのものの価値を重視する(=ローンが滞った時に抵当となっている住宅に価値がないと融資が厳しい)
  • いくらフルリノベとは言え、家として築40年なのは変わらず価値は低いままである

以上の理由から、相談先のARUHIの支店でリフォームプランの審査が通った実績はだそうです。ナンテコッタ・・・

そもそもフラット35で買う家には機構独自の「建築基準」が定められており、築40年の家はどう頑張ってもそれをクリアできないとの事。

いっそ建て替ーえ

万策尽きた・・・

そう思った私に、親切なARUHIの方は1つの提案をします。

「築40年の物件ですし、いっそ建て替えたらどうでしょう?それなら新築扱いになりますし、お聞きした条件なら新築分の融資もおそらく大丈夫かと思いますよ」

こうして「我が家の一戸建て計画」はリフォームから建て替えへとシフトしていくのでした。

まとめ!

前回の記事から約半年の空白が空いたのはこうした事情のせいだったのです。決して更新が面倒だったからじゃないんですよっ。

実はここに至る段階までに、何回か「建て替え」は頭をよぎりました。それでも頑なにリフォームで計画を進めたのは単純に「費用が安く済むから」です。

しかし実際は「安く済むと思ってただけ」なんですけどね・・・

次回は頭を「建て替え」にシフトしてからの行動になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。


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